人工呼吸器に苦手意識を持っていく方は多いんじゃないかと思います
僕自身もものすごく苦手意識を持っていました
先輩看護師に人工呼吸器について質問されても答えることができず、余計に苦手を意識をもったり…
モードも機種によって名称が違ったり、理解しなければならないこともたくさんあります
そこで今まで人工呼吸器に実際に扱ってきた経験をもとに、おすすめの本を紹介したいと思います
初学者から、ある程度経験がある人まで、その人の状況にあった本を紹介します!
この記事を読んでいただけたら自分にあった一冊を選ぶことができるんじゃないかと思います!
人工呼吸器デビュー
まずはこの一冊!
- 優しく解説してある
- 図や写真、イラストが多く直感的でわかりやすい
- ページ数も多くなくサクッと読める
- 人工呼吸器にある程度なれた人には物足りない
タイトルにデビューとある通り、初めて人工呼吸器に触れる人にはおすすめできる一冊です。
図や写真、イラストも多く直感的に理解しやすいのもGOOD
- PART1 人工呼吸がある環境に慣れておく
- PART2 人工呼吸器にふれる機会が増えてくる
- PART3 いよいよ患者を受け持つことに
- PART4 人工呼吸器のプロを目指す
内容としては上記のようになっており、人工呼吸器がある環境に慣れるところから解説してあります
当然モードについての解説もありますが、どういった視点で人工呼吸器と患者をもたらよいの初学者にもわかりやすいように丁寧に解説してあります
ゼロからわかる人工呼吸器ケア
続いての一冊です
- 図やイラストが多く直感的に理解しやすい
- 解剖生理学から解説してあり体系的に理解できる
- ページ数が多い
- 図やイラストが多様されてはいるが文字数が多く読みにくく感じることもある
こちらの本もタイトルにゼロからわかると書いてあるように初学者や初めて触れる人にはおすすめできるものです
この本も図やイラストが多く直感的に理解しやすのも良いところ
- 第1章 呼吸のメカニズム
- 第2章 人工呼吸器の仕組み
- 第3章 アセスメントとケアの流れ
- 第4章 人工呼吸器装着時の看護のポイント
内容としては上記のようになっており呼吸器の解剖生理学から解説してあり呼吸から人工呼吸まで体系的に理解できると思います
人工呼吸器に初めてふれる人
呼吸生理から人工呼吸器を理解したい人
人工呼吸ケアのすべてがわかる本
続いての一冊です
- Q&A形式になっており日頃の疑問点を解決しやすい
- 人工呼吸ケアについて網羅されている
- 小児の人工呼吸器ケアについても触れられている
- 在宅呼吸ケアにも触れられている
- ページ数が多い
- 初学者には読みにくい
こちらの本はある程度人工呼吸管理になれた人向けのものです
本の構成としてはQ&A方式になっており一つ一つの項目は読みやすいです
ただ専門用語も当然のように使われている部分もあり、初学者には理解できない部分もあると思います
- PART1 人工呼吸器の原理と使い方
- PART2 呼吸生理とアセスメント
- PART3 ウィーニング
- PART4 NPPV
- PART5 酸素療法
- PART6 気道確保
- PART7 気道ケア
- PART8 人工呼吸中の鎮静・鎮痛・せん妄
- PART9 人工呼吸中の合併症
- PART10 呼吸リハビリテーション
- PART11 人工呼吸と栄養
- PART12 小児の人工呼吸管理
- PART13 在宅人工呼吸ケア
内容としては上記のようになっており、ボリューム満載です!
読みごたえがあります
1年目の後輩がこの本をもっているのを見かけましたが、1年目からこの内容を理解するのは難しいと思います
個人的はQ&A方式になっているので、通読するのではなく日頃の疑問点を辞書的に使い解決していくのがベストじゃないかと!
ある程度人工呼吸器になれてきた人
人工呼吸器の知識を深めたい人
人工呼吸器に関する日頃の疑問点を解決したい人
かんテキ 人工呼吸
続いての1冊は、最近発売となった1冊!
- 図やイラストが多く直感的に理解しやすい
- 現場のリアルが詰め込まれている
- 看護師だけが対象ではなく医師・臨床工学技士・薬剤師にもおすすめされている
- 肺保護戦力にこだわっている
- やや難しい内容が含まれている
- ページ数も多くなかなかの内容
こちらもある程度人工呼吸器に慣れてきた人向けの一冊!
人工呼吸器に対して体系的に理解するというものではなく、実際に人工呼吸器を扱っている筆者の経験をもとに現場のリアルな使い方が記載してある感じです
- 第1章 人工呼吸器モード
- 第2章 人工呼吸器グラフィック
- 第3章 COPD
- 第4章 肺保護換気
内容としては上記のようになっており、肺保護にこだわっているのが良くわかります
近年は肺保護換気戦略は大きく変わってきており、肺保護について理解したいひとにとってはおすすめの1冊かと思います
ある程度人工呼吸器に慣れてきた人
人工呼吸器の現場のリアルな声をしりたい人
肺保護戦力について詳しく知りたい人
Dr竜馬の病態で考える人工呼吸管理
最後の1冊です。この本は本当におすすめの1冊です!
- 呼吸生理から理解が深められる
- グラフィックモニターを読めるようになる
- 病態で考えることができる
- ページ数は多い
- 図やイラストは少なめ
こちらの本も、ある程度人工呼吸器に慣れてきた人向けの本です
ただこの本は本当におすすめです
個人的にはこの本のおかげで人工呼吸器の理解を深めることができました!
- 第0章 人工呼吸10か条
- 第1章 呼吸不全の考え方 人工呼吸に強くなるための基礎知識
- 第2章 病態ごとの治療がわかる人工呼吸の考えかた
- 第3章 人工呼吸器のモード
- 第4章 人工呼吸器設定① (VCV)
- 第5章 人工呼吸器設定② (PCV)
- 第6章 人工呼吸器モニター
- 第7章 酸‐塩基平衡
- 第8章 トラブルシューティング
- 第9章 人工呼吸器離脱
- 第10章 NPPV
- 第11章 病態別アプローチ
内容としては上記のようになっておりボリュームはありますが、平易な言葉で書かれており読みやすいです
ただ読み終わったころには人工呼吸に対して深く理解することができていると思います!
またグラフィックモニターから肺の状態をアセスメントできるようにもなれます
病態ごとの設定の仕方も理解することができるようになります
人工呼吸器を深く理解したい人
グラフィックモニターから肺の状態をアセスメントできるようになりたい人
病態ごとの設定を理解したい人
まとめ
人工呼吸器のおすすめの本を紹介してきました!
気になる本はありましたでしょうか
初めて人工呼吸器に触れるという方は、最初の2冊から読むのが良いと思います
- 人工呼吸器デビュー
- ゼロからわかる人工呼吸器ケア
ある程度人工呼吸器に慣れてきて、もう少し理解を深めたい人には下記3つ
- 人工呼吸器ケアのすべてがわかる本
- かんテキ 人工呼吸
- Dr竜馬の病態で考える人工呼吸管理
個人的にはDr竜馬の病態で考える人工呼吸管理が本当におすすめなので、本気で理解を深めたいという人はぜひ読んでみてください!
以上何か参考になるものがあれば幸いです!
この他にもまだ読んだことがないものもたくさんありますので、この本はどうですかなどの意見がありましたらコメントいただけたら嬉しいです!