どんな仕事をしているにせよ仕事が早い人っていないでしょうか?
看護師にもとてつもなく仕事が早くて、だいたいいつも定時に帰る人っていませんか?
僕自身もそんな人を見て、「すげーはやっ!さすがだな!」なんて感じで見てますが
今回は看護師における仕事の早い人の特徴をまとめてみました!

仕事の早い人は、早くするコツを掴んでいます!
個人的には、仕事の早い人、遅い人の特徴を知ることで誰でも改善ができる可能性があると考えています!
この記事を読むことで仕事の早い人の考え方、取り組み方、上手な時間の使い方がわかるようになると思います!
仕事の早い人の特徴1:準備に時間をかける


仕事の早い人は、準備に時間をかけます!
これがどういうことなのか、仕事に早い人と遅い人にわけて説明しています
仕事の早い人
仕事の早い人は、点滴の準備や処置の準備など、その日に予定されていることの準備が圧倒的に早いです
これは準備ができていないと、どんどん仕事が後ずれしていくことを知っているから
ICUでは、事前にその日に行われる処置(気管切開、抜管など)がわかっていたり、必要となってくる薬剤は想定できるので朝の時点で準備をしておくことで勝負が決まります
事前に準備ができていることで、ことはスムーズに進んでいきます!
仕事の遅い人
仕事の遅い人は、準備をおろそかにしがちです
事前に準備ができていないと、ケアやバイタルサイン測定などの合間に処置などの準備を進める必要があります
これだと準備が思うように進まず、処置の開始時間になってしまい先生を待たせてしまうなんてことになりかねません💦



これよくあるパターンじゃないでしょうか?
僕はよくこうなってました💦
事前に準備ができていないと、処置などの準備をしつつ、別の仕事が舞い込んでくるので、どんどん仕事が山積み・後ずれしていきます(回ってないって表現されるやつ!)
看護師の仕事は、いつ鳴るかわからないナースコール対応や、医師からの突然の指示や処置など、事前に予定していないことはよく起こります
なので事前に準備をしておくことで、想定外のことが起きても、ある程度の軌道修正することは可能です
事前準備のコツとしては、情報収集の時点で、患者に起こり得ることは想定しておくことです
例えば、カルテに抜管時期の記載がある、そろそろ胸腔ドレーンの抜去検討か?などの、カルテ記載があれば、ある程度起こり得ることは想定できます
最近の傾向
僕が働いている病院に限った話かもしれないんですが…
最近の傾向として、業務改善の一環で、朝早く来ることがよくない風潮があります
ただ、いろんな人をみてきて思うのは、仕事が早い人は朝が早くてしっかり準備をしている印象が強い!
もしくは、朝は普通の時間でも、準備は圧倒的に早い!
もちろん遅く来ても仕事の早い人はいます
しかし、それはある程度経験を積んでいるベテラン
予測できないことが起こっても、それをカバーできるだけの能力・経験、コミュニケーション能力がある人です
なので、僕が思うのは、朝早く来るのが悪なのではなく、朝早くきても情報収集の時間など準備の時間が業務とみなされないことなのでは?と思ってしまう💦
これはあくまでも、朝が早いと言っても常識の範囲以内のことを想定しているし、業務改善の一環で遅く来ることが推奨され、準備をする時間がなくなるのは変な話だなと思った次第です💦
仕事の早い人の特徴2:優先順位をつける


仕事の早い人は、優先順位を考えるのが上手です
その優先順位を考えるのが苦手な方も多いとは思いますが、ある程度経験を積んだり、コツをつかめば上手く立てられるようになると思います!
仕事の早い人
うちの病院あるあるなのか、全国の病院に共通のあるあるなのかは不明ですが、新人看護師にものすごく細かく行動計画を立てさせる先輩いないでしょうか?
個人的には、細かく行動計画を立てるのは、あまり好きではないです💦笑
理由は、たいてい立てた計画通りに事が進むことなんてないから…
ナースコールの鳴る時、家族の来院時の対応、多職種とのコミュニケーションの時間、追加で処置が始まったりなんて良くある話です
これらのことは予測なんてできないです
なので大事なこととしては、優先順位を考えつつ、臨機応変に対応できることです!
行動計画は立てるんだけど、上手な立て方としては、
まずは、あらかじめ時間が決められている処置など1日の大雑把な計画は立てておいて、大きな予定の合間に小さな仕事をこなしていく、または予期せぬことに臨機応変に対応していくイメージです!
仕事の遅い人
仕事の遅い人は他人に振り回されます
看護師の仕事は1人では、どうしようもできないことがあるので、協力・チームワークも時には必要です
なので、時には他の看護師に手を貸すことも大切
だけど、自分を犠牲にしすぎると自分の仕事が終わらなくなります
全く手伝わないのもダメなので、手伝う時と自分の仕事を優先する時のバランスが大切です!
よくナースコールを取ったり、他の看護師のヘルプに入って仕事が遅くなる人がいると思います
周りからは仕事が遅いって評価されていることもあるけど、ナースコールを取ったり、手伝ったりする姿はよく見られているので、実はそういう真面目な姿は評価されていることもあります
なので、自分を優先するときと周りを優先するときのバランスが大切!
仕事の早い人の特徴3:看護記録を書く時間を意識して作る


仕事の早い人は、看護記録を書く時間を意識的に作り出しています
仕事の早い人
仕事の早い人は、勤務が終わる時間には記録はだいたい書き終わっています
できる人は、いかに記録を書く時間を作り出すかを大切にしています
記録を書くのって案外時間を要します
時間を作り出すのに大切なのは、優先順位を考えて意図的に記録を書く時間を作り出すこと!
例えば、この処置が終わったあとは、次の予定までに時間があるから、この時間を使って記録をある程度書いておくなど、記録を書く時間を意識して作るということ
遅い人の特徴
遅い人の特徴としては、記録を後回しにしがち…
記録は空いた時間に書けばいいや!という意識がある印象
もちろん空いた時間があるなら書けばいいんですが、忙しい日は空いた時間なんてありません
いかに記録を書く時間を作ろうとするかが大事です!
仕事の早い人の特徴4:周りの力を活用する


仕事の早い人は、周りの力を借りて上手に仕事をしています!
仕事の早い人
体位変換や清潔ケアなど、看護には1人ではどうしてもできないことがたくさんあります
忙しい時ほど、他の看護師だったり先輩に声をかけづらいとは思いますが、上手に力を借りられる看護師はやはり仕事が早いです
上手に声をかけられるようになるためにも、普段からのコミュニケーションも大事
一人でできることには限界があることを知り、自分の力でやりきることにこだわらないことが大切です!
仕事の遅い人
仕事が遅い人の特徴としては、仕事を1人で抱え込みます
もちろんやろうと思えば、できることもあります
しかし、力を借りれば、すぐに終わることを1人で抱え込んでやってしまうほど、仕事は遅くなってしまいます
なので、上手く周りを巻き込むことは大切!
あと、少し話がそれますが、看護師は社会人になっても勉強は必須です
勉強に関しても、周りを上手く巻き込むことができる人は成長が早いです
看護師は疾患に関すること、処置・技術に関することなど、先輩から質問されることがよくあると思います
30分とかある程度調べてみても、自分自身で答えが見いだせないときは、先輩や同期に聞いてみるのもありだと思います!
もちろん自分である程度勉強して、どうしても答えが見いだせない時です
全く調べもせずに答えだけ求めようとする姿勢はNG
なので質問の仕方や聞き方は大切です!
「調べてきたんですけど、ここから先の理解ができなくて、こういう解釈であってますか?」
こんな風に質問できればGOOD!
仕事の早い人の特徴5:得意な仕事を選び取る


仕事の早い人は、得意な仕事を選び取ります
これは普段の業務ではなく、係活動などの話しですが、任され仕事でどうせやるなら、得意な仕事をやった方が自分のためにも、職場のためにもなります!
仕事の早い人
仕事の早い人は自分の得意な仕事を積極的に取りにいきます
得意なことで仕事を埋めていくことで、不得意なことを取り入れる隙がなくなります
結果的に、得意な仕事をこなすことで、早くこなすことができ、結果も出しやすくなります!
結果を出すことで、信頼が積み、また特異な内容の仕事を任せてもらえるようになり好循環!
なので、得意をアピールすることも大切です!
仕事の遅い人
仕事の遅い人は、自分の得意を知りません
声をかけられた仕事を全てこなしていると、得意ではない仕事なので、余計に時間がかかってしまいます
社会人なんだから、仕事の選り好みはもっての他という意見もあるかと思います
確かにこれは事実だと思うけど、互いに得意を出し合って働くことがチーム全体の利益につながるという意識は大事
仕事に選択肢があるならば積極的に自分の得意なことを行うべきかと思います!
仕事の早い人の特徴6:勉強熱心


仕事の早い人ほど、勉強をしています
勉強して知識が増えるほど、判断材料は増えるので、判断・決断する時間は早くなります!
仕事の早い人
仕事の早い人、できる人ほど、知識の量が多く勉強をしっかりしている印象があります
知識が多ければ多いほど、判断材料は増え、判断力はつきます
あとは仕事の早い人は、業務時間中にも学んでいます!
日々の業務は同じことの繰り返しに見えて実は全く同じことはしていません
日々どうやれば効率よく動くことができるのか、どうコミュニケーションを取れば上手くいくのか意識している人ほど仕事は早いです
また、多職種や同職種との会話の中から医療に関する知識を学ぶこともできます
自分が疑問に思ったことを上手に質問したり、会話の流れの中から答えを上手く引き出せる人は、学び上手だなと思います
「こんな質問したらバカだと思われるんじゃないか」、「そんなことも知らないの?」と思われる
こんな風に考えて質問しにくいこともあるかもしれませんが、聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥です
質問してみると、案外優しく教えてくれるものです。もちろん聞き方・質問の仕方も大事です!
業務時間外で勉強することも大切だけど、日々の業務をしながら意識して学んでいこうとい姿勢が大切です!
正しい努力の積み重ねで仕事は早くなる!
仕事の遅い人
仕事の遅い人は近視眼的で、目の前の業務でいっぱいいっぱいです
勉強?どこにそんな勉強する時間があるの?と勉強をしません
仕事が忙しくて、そんな勉強してる暇ないよ的な感じで日々の業務でいっぱいで疲れ勉強できない悪循環
学びに時間を割くことは未来のために種を蒔くこと
これは長年働いていると、年々実感がもてるようになってきます
知識も経験も増えるから年々仕事が楽になるというか、やりやすくなっているという実感があります
なので勉強できない悪循環から抜け出して勉強することが大切です!
勉強時間をどう確保するのか書いたものもありますので、良ければ参考にしてみてください!


まとめ


仕事の早い人の特徴を見てきました
仕事が早いことは生活の様々な面で有利に働きます
職場での評価が上がったり、定時上がりができワークライフバランスが整ったり、休日の自己管理スキルが上がったりなど
上記でまとめたように、仕事の早さは、ちょっとした考え方、取り組み方、時間の使い方で改善する可能性があります!
説明してきたことを日々の業務に取り入れて頂けたら幸いです!